2012年2月19日日曜日

いぇっとあなざー英語勉強法

大学に着任した当時、3年生を少人数(10人くらい)ずつ分担して英語を教える授業があって、自分も担当してました。題材は英語で書かれた電子回路の教科書。4年次の卒業研究に備えて専門分野の英語を読めるようにするための授業だけど、いま考えると面白い。これってある意味、一般教養の英語授業を信用してないってことじゃないか(笑)

自分の研究でも、英語論文を読む必要があるし、学会では英語でも発表する。そこで、英語そのものも勉強しつつ、英語の効果的な学び方や教え方についてずっと考えて、また教えてもきました。

まあ世には「英語勉強法」が数多あるわけですが、そんなわけで私もひとつ書いてみんとて書くなり。

とは言え、「英語上達完全マップ」のように体系的なものが書ける気はしません(というかこのサイトはなかなかいいと思う。おすすめです)。それよりも、ちょっとした役に立つノウハウが提供できればいいなと思っています。

おっと、そのノウハウがどのくらい信用できるか、ですよね。

私は普通の日本の学校教育で英語を受けてきて、大学4年までは十人並の英語力だったと思います。もちろん会話など全くできませんでした。その後、独学で試行錯誤して、10年くらいで自分の分野の学会で発表と質疑応答が問題なくできるまでになりました。TOEIC で言うと910点。「日本で、独学で」という条件の下で900点以上が取れたのは悪くないと思います。

そのあと1年在米して点数は965まで上がりましたが、そのあと受けてません。あんまり TOEIC に儲けさせても仕方ないし (^^;;

今は、学生に国際会議で発表させるときに2か月くらいで発音と会話を叩き込みます。これまで3人ほどにやりました。それまでの英語力が十人並でも、発表がきちんとでき、ある程度の質疑応答ができるようになります。質疑応答の方は個人差が出ますけど。

というわけで、これからそういうノウハウとか教えたり学んだりした体験を書いていこうと思うので、役に立ちそうなら使って下さい。

とりあえず今回は「英語上達完全マップ」サイトのご紹介まで。ああ、あと私が a と the の違いを分かり始めた本を紹介しておこうっと。



この本は面白いし、日本人が「日本人の英語」から脱するポイントがいくつも書いてある超おすすめ本です。私が「英語をしっかりやろう!」と思ったときにちょうど出版されて、その後の職業にまで関わった、私にとっては運命の本のひとつです。おかげで今は論文をアメリカの論文誌に投稿しても文法誤りを直す編集がほとんど入らないくらい書けるくらいになりました。感謝感謝…

てか、一番驚いたのが、日本語ネイティブじゃないのにこの著者なんでこんな文章が書けるんだ、ってとこだったり(苦笑)

ちなみに続編も出てます。3作目はあんまり印象に残ってない (^^;;



次は何を書こうかな。←行き当たりばったりすぎるw