「中身入ってんの?」ってくらい箱が軽かった (^^;; 商品の箱はこんな。
中身。KOSS はアメリカの会社らしいけど、日本での扱いは TEAC なのね。
出してみた。可動部が多いからおもちゃっぽい印象。しかし軽い!
横から見るとこんな。
ヘッドバンドの端に耳当てが直接ついてなくて、「Б」みたいになってるのが特徴的。この上の横棒の部分が、折り畳むときの蝶つがいと、耳の上こめかみの後ろあたりを押さえるパッドになってる。
耳当てはこんな感じ。内側が自由に動いて耳にフィットするようになっている。
プラグはミニプラグ。標準プラグのアダプタとかはついてない。
プラグとコードの角度が面白い。真っ直ぐでも直角でもなく…110度くらい? コードについてるシールは、どうも EU あたりで電子機器は家庭ゴミとして捨てられないらしく、その表示みたい。説明書がついてた。
まあ邪魔なのでとっとと外す。
さて、使ってみる。ヘッドバンドが一番短い状態から、
伸ばすとこんな。
もっと伸びるけど、手を離すと戻るようになってるので写真はこれくらいで。
自分の髪が短いせいかもしれないが、ヘッドバンドを滑る黒い部品のあたりに髪を挟むことがある。これを避けるために、装着時には
- バンドを一杯に伸ばす(黒い部品同士が当たるまで)
- 耳当てを耳に合わせてバンドを頭にかける
- 頭に合わせてバンドを縮める
音の印象。思ったよりも低音が出て驚いた。高音は、バイオリンとか聴くと、キラキラになる手前で抑えてある感じ。ドンシャリの中抜け感はない。この小ささ軽さと値段にしてはいい音 (^v^)
ただしオープンエアーなので、音は外側にかなり漏れる、というか、普通に鳴ってる (^^;;。まあそういう原理だから仕方ない。自分は部屋で仕事で使うから、音漏れは関係ないし、人の声とか呼び鈴とか聞こえた方がいいのでむしろ好都合。(てか、そのためにオープンエアーに絞って探した。)
あと、Retina MacBook Pro につないで音楽とか聴くと、手持ちの他のいくつかのヘッドフォン(下に出てくる HD414 と QC2)と比べて、この Porta Pro は音が大きい。だからボリュームを下げて聴ける。これはすごく助かる。ボリューム上げると AU Lab のイコライザで音が歪んでしまう。他のヘッドフォンではそれをギリギリにしても、満足できる音量で聴けなかった。このヘッドフォンでは余裕。「感度がいい」って言うのかな? まあ出力側との相性もあるから一概に言えないだろうけど、自分にとってはこれは予想外のボーナスだった。
で、さっきの横からの写真で、
スイッチのようなものがある。これを使うと、耳当ての角度を変えて耳への圧力を変えられる。強い〜軽いの3段階。
強い (FIRM) |
中くらい |
軽い (LIGHT) |
写真で見ると微妙な変化だけど、実際にかけてみるとだいぶ違う。耳への圧力が減った分は、こめかみの後ろに当たる上部パッドに分散される。なかなか優秀。自分には今んとこ中くらいがちょうどいい。
調整の仕方は取説にない(てか取説がない (^^;; )ので編み出した。
- 両方の耳当てを手で内側に軽く曲げると、スイッチが FIRM の位置になる。
- その状態で頭に掛ける。ヘッドバンドを調整する。
- 耳への圧力が強いと感じたら、手探りで両方のスイッチを後ろにずらすと、中くらいの位置になる。もっと弱めるにはもうひとつずらして LIGHT の位置にする。
- 逆に、耳への圧力が弱いと感じたら、耳当てを少し内側に倒す(人差し指と中指を上部パッドに上から掛けて、親指で耳当て外側下部を押す)と、スイッチが1段 FIRM 側に戻る。この操作はスイッチではできない。
ヘッドバンドの長さを適当にしつつ、端にあるフックを掛けるとこんな。金属製のヘッドバンドが発音部を守る格好。
結構小さい。
ついでに重さを量ってみよう。頭に掛ける本体の部分は…
60gくらい。コードも入れると、
70g。付属のポーチに入れてみる。これがポーチ。
上がすぼまった台形に見えるけど、上の横にマチがついてるだけで、実は長方形。
入れた。重さは…
86g。なんか重さ量るの楽しくなってきたw 別のヘッドフォンも量ってみよう。
iPhone のイヤホン。
さすが軽いな〜。
次は別のオープンエアーのヘッドフォン、ゼンハイザーHD414 Classic。
これも軽いと思ってたけど、本体で Porta Pro が2割軽いのね。
ケーブル長いから、まあこれは仕方ない。
次は主に飛行機で使ってるノイズキャンセリングヘッドフォン、BOSE QuietComfort2。電池入り。
まあ、重い、のかな、やっぱり (^^;;
KOSS Porta Pro に戻って、総合評価。
実際に数時間掛けて作業してみた。やっぱ軽いのはいい。上部パッドへの圧力の分散も効果的で、耳に感じる負担が少ない。音にも十分満足 (^v^)。難点は、音漏れと、髪を挟まないように注意することくらい。音漏れOKの環境で使うなら、費用対効果の高いヘッドフォンと思われます。これで3千円台…なるほど人気なわけだ。
ちなみに重さを量ってたはかりはこれ↓。料理用だけど仕事で郵便物とか量ってる。細かく(0.1g)も量れるし、計量範囲が3kgまでと広くてちょっとした小包も量れる。使いやすいし安いし、これもおすすめできる一品。
(最終更新:2014年8月22日)