2009年9月4日金曜日

ブログサービスを比べた

新しくブログサービスを使おうと思って、どこにしようかとちょっと調べてみた。その結果ここ (Blogger) になったんだけど。

機能や容量が一覧できる便利な比較サイトはたくさんあった。でもブログで何かを表現しようと思ったときにどんな制限があるのかを比較してるページは見つからなかった。で、いくつかのサービスについて利用規約を見て選んだ。自分がいろいろ書きそうなのは政治、法律、差別問題とかなので、そのあたりに関して気になったところを抜粋してみる。

livedoor
第8条(禁止行為)
3. 他者を差別もしくは誹謗中傷・侮辱し、他者への差別を助長し、またはその名誉もしくは信用を毀損する行為
差別表現一般を禁じている。

Seesaa
禁止事項

9. 嫌悪感を与える行為
10. 差別的な行為
11. 倫理的に問題のある行為
12. 品性を欠く行為
13. 特定の利用者にしか理解のできないことを行う行為
16. わいせつ的な表現を行う行為
18. 選挙の事前運動もしくは選挙運動とこれらに類似する行為
かなり制限が厳しい。なかなか判断しにくい事項もある。 禁止項目数も多い。

はてな
ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような社会的に不適切な行為を行ってはなりません。
2. 人種、民族、信条、性別、社会的身分、居住場所、身体的特徴、病歴、教育、財産及び収入等を根拠にする差別的表現行為
3. 倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示する行為。ポルノ、売春、風俗営業、これらに関連する内容の情報を開示する行為。
差別表現をかなり具体的に挙げているが、やはり差別表現一般を禁止している。また、受け手の嫌悪感を基準に表現を禁止する項目がある。

FC2
■禁止行為について
ユーザーは本サービスの利用について以下の行為を禁止します。禁止行為を行った場合は予告なく利用を停止しするとともに、禁止行為に基づきFC2または第三者が損害を被った場合は、当該ユーザーはこれを賠償するものとします。
  • 公序良俗に反する行為及び表現
  • さまざまなトラブルに発展しうる個人、特定団体、製品、その他を差別し、誹謗中傷を行うなど、名誉や信用を毀損する行為。
  • 特定の国家、組織団体、統治機構に対して誹謗中傷し、名誉・信用を毀損する行為とそれを助長する行為。
この2つめは人間以外に対する差別(どう定義されるのだろう)をも禁じている。3つめは…言論の自由や表現の自由をどう考えて作ったんだろう。

例えば差別に関して論じようとすると、差別的と見なされうる表現を使わざるを得なくなる。ここまでの規定はそこに網がかかっている。というか全体として当り障りのない情報だけ発信できるような規定になっているように見える。

ワールドワイドブログ

ここは心配になるほど規定が甘いんだけど、どうも新規に登録できないみたいであきらめた。

gooブログ
第12条(禁止事項)
1.会員は、本サービスを利用するにあたり、以下に該当し又はその恐れがある行為を行ってはなりません。
(4) 他の会員又は第三者の財産、信用、名誉、プライバシーを侵害する場合
(6) 他の会員又は第三者に不利益を与える場合
(10) 選挙の事前運動、選挙運動又はこれらに類似する場合、及び公職選挙法に抵触する場合
「信用を侵害する」や「不利益を与える」が何を指すか分からないけど、それほど表現が制限されてはいない。差別を明示的に禁止する項目がないのも大きい。最後に選挙運動が禁止されている(合法であっても)のがやや厳しいか。禁止項目数もやや多い。

そして最後。

Blogger
Blogger は、コミュニケーション、自己表現、自由な言論の場を提供する無料のサービスです。 Google では、Blogger を提供することで、情報の有用性が高まり、健全な議論が活発化し、人々の新しいつながりが可能になると考えています。
Google では、ユーザーが共有するコンテンツの所有権およびそのコンテンツに対する責任を尊重しており、 このようなコンテンツの検閲は表現の自由に基づく当社のサービスに反するという信念を持っております。
悪意のある表現: Blogger では、議論を呼ぶような意見を表明してもかまいませんが、悪意のある表現は公開してはいけません。これは、人種、民族、信仰、障害、性別、年齢、従軍経験、性的指向/性同一性に基づくグループに対する憎悪や暴力を助長するようなコンテンツを指します。たとえば、特定の人種のメンバーを犯罪者であると書いたり、特定の宗教の信奉者に対する暴力を主張してはいけません。
下品なコンテンツ: 衝撃や生々しさだけを意図したコンテンツを投稿しないでください。たとえば、銃創や事故現場のアップ画像は、追加のコンテキストや解説がない場合、このポリシーに違反したものとみなされます。
これも差別表現そのものを禁止してないところが大きく違う。あと禁止項目が少ない。

いくつか規約を見ると、基本的な考え方が大きく2つに分かれるようだ。

ひとつは、問題になりそうな表現は禁止しておくという考え方。上の挙げた中では Seesaa がこっちの端にあるようだ。

もうひとつは、発信内容についての責任は利用者に負わせて、明らかな権利侵害や違法行為(に加えてサービスや価値観についての+α)だけを禁止するという考え方。こちらの方が表現の自由という考え方に近い。表現者が責任を負うのは当り前なのだから。(と言っても、ひとつめのやり方でサービス提供者が責任を負ってくれる訳ではないが。)こちらの端が上に挙げた中では Blogger(あるいはワールドワイドブログ)だろう。

ま、どこにしたってサービス提供側がどのような理由でもサービス提供を打ち切ることができるようにしてあるので、それについては変わらないけど、基本姿勢がどうかは(当り障りのあるような表現をするかも知れない利用者にとっては)重要だと思う。

というわけで Blogger にしてみた。でもそうやって選んだ割には何も書いてない。

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