2013年5月22日水曜日

Mac で Jenkins の文字化け

OS X (10.8.3) で Jenkins (1.515) をターミナルから普通に
$ java -jar jenkins.war
で動かしたら、ブラウザ (Chrome) で見るコンソール出力の一部で日本語(UTF-8 で出力したはずのもの)が文字化けした。
$ java -Dfile.encoding=UTF-8 -jar jenkins.war
で起動するといいようだ。

というメモ。

2013年5月14日火曜日

DVD プレーヤからディスクを取り出した

ソニーの DVP-S501D という十数年前の DVD プレーヤの電源が入らなくなり、ディスクが入ったままになってしまった。手でトレーを引き出せないし、よくある小さな穴(ピンを入れるとトレーが出てくる)もない。

本体をひっくり返してみたら、トレーの下のところに何やら穴があって、


奥にネジがある。


これをプラスドライバーで左に少し回すと、トレーが少し出てきた。それを指で引っ張って、無事ディスクを救出できた。(写真では本体を逆さにしてあるけど、救出時には上下正しく置いて下からドライバーで回した。そうじゃないとディスクが引っ掛かるか落ちる。)

なお、今回は本体は壊れたものとして諦めて、ディスク救出を優先したので、このやり方が本体にどんな影響を与えるかは知りません。正しくないかもしれない。やる場合は自己責任で。あるいはソニーに電話して訊くと教えてくれるかも(くれないかも)。

2013年5月13日月曜日

もうひとつの英語勉強法 (2):アメリカ発音を選ぶかイギリス発音を選ぶか


[前回:もうひとつの英語勉強法 (1):会話ができるためには何から学ぶ?

遊びに来てくれた卒業生に、英語の勉強法を教えてくれと言われたので、本でも書くかと思ったんだけど、このブログに少しだけ書いて続きを書いてなかったのを思い出した。というわけで、ここに書くことにするよ。

前回みたいにきっちり書くと大変で続かない気がするから、もっと気楽に行こうと思う。「勉強法」というより、勉強のコツを挙げる感じになりそう。タイトルがいまいちになってしまった。まあいいや。

さて本題。

どの発音を選ぶか


前回、発音の練習をしよう、と書きました。でも英語の発音は国によって違う。例えばアメリカ発音やイギリス発音など。どれを練習すればいいんだろうか。

もし特定の発音を選ぶ特別な理由がないのなら、私は「癖のないアメリカ発音」を基準にすることをお勧めします。(特別な理由とは、ある地域に住むことが決まってるとか、俳優になるなど。)

一番の理由は、勉強のための材料が手に入りやすいこと。経験上、日本にいて触れる英語はアメリカ発音が多い。テレビや映画、英語教材など。イギリス発音のものは、あってもやはりアメリカのより少ない。

「癖のない」は難しいけど、教材と銘打ってあるものや、辞書にアメリカ英語として収録されている音声は、だいたい癖のない標準的な発音になっているはず。ニュースキャスターの発音も標準的でしょう。映画やドラマは俳優さんによります。

もしも回りにイギリスやオーストラリア、カナダなどの標準的な英語の材料(あるいは友人など)があるなら、そちらを選んでもいいと思います。

自分がアメリカ発音で練習して、相手がイギリス発音だったときに聴こえるだろうか、という不安があると思いますが、意外と大丈夫です。アメリカ発音をひと通りマスターすれば、あとは慣れればイギリス発音も結構聴こえるようになります。

伝わる発音、伝わらない発音


イギリス人がアメリカ人に話すと、発音が違うのにちゃんと通じて、英語のうまくない日本人がアメリカ人に話すと、発音が違うために通じない、この差は何なのでしょう。

私が思うに、イギリス人は英語の個々の音を発音し分けていて、それぞれの音はアメリカ発音とは少し違うけれど、聴いたアメリカ人がリアルタイムで頭の中で自分の知っている単語に直せるくらいのずれなのではないか。これに対して、日本人は音を発音し分けない(例えば L と R)ので、聴いた方が自分の知っている単語に直せないのでは。

私自身、非ネイティブの英語を聴くときにこういう修正をやることがあります。フランス人が「アーシテクチュール」と言うのを頭の中で architecture に直したり。でも日本人の「ロー」を、low, law, row, raw あたりに直すのは大変。文脈で分かるならいいんだけど。

というわけで、私が思う「伝わる発音」とは、

  • 英語の音のバリエーションが発音し分けられている
  • それぞれの音が、標準的な音からそれほど離れていない
  • 一貫している(同じ音が常に同じように発音される)

というものです。要は、区別されてて、それっぽくて、ぶれなければいいのです。

ああ、ここで言ってる「発音」は、個々の音の話で、他に強弱(抑揚)の問題とかもあります。でもまずは個々の音が基本でしょう。

私の場合


私が本気で英語をやり始めたきっかけは、大学での LL の授業でした。細かい発音から教えてくれたその授業で扱っていたのが(いま思うと)アメリカ発音でした。アメリカからの留学生がそばにいたこともあり、その頃はアメリカ発音に似せようと努力したものです。

そこそこしゃべれるようになった後、オーストラリア英語を話す友達ができたり、アメリカに行ったり、イギリス系の友達とよく話すようになったりしました。英語での学会発表もしょっちゅうして、いろいろな国の人と話しました。

そんなことをしているうちに、アメリカ発音を苦労してやっているのが無駄に思えてきました。ただでさえ英語の発音は口や舌が疲れるのに、アメリカ発音に似せるのはさらに苦労する。そんな発音しなくたって通じるのです。イタリア人、ドイツ人、ベルギー人、日本人で英語で話すときには、誰も英語ネイティブな発音なんてしません。

そこで今は、通じるできるだけ楽な発音をするようにしています。アメリカ発音とイギリス発音と日本発音を足して3で割ったような。でも音は発音し分けているので、完全に通じますよ。自分では自信を持って「Japanese accent だ」と言ってます。

だから実は、もしかしたら日本人が英語をうまく(ネイティブみたいに、ではなく、通じるように)話せるようになるには、ネイティブよりも日本人(でうまく話せる人)に習う方がいいんじゃないか、とも思ったりします。

大事なこと


発音の練習で大事なのは、真似ることを恥ずかしがらないことだと思います。最初はうまくできません。練習してうまくなるものです。うまくなるまで発音しなければ、いつまでもうまくならない。まあ何でもそうですね。

どうせどんなに練習したってネイティブの発音はできない、と最初から開き直った方がいいと思います。英語を話す目的は、気持ちや考えを伝えることなんだから、伝わりゃいいんですよ。

リンク


The Free Dictionary この辞書サイトはアメリカ発音とイギリス発音の両方が聴けます。